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二冊+一冊 [図書館]


やさしいダンテ「神曲」

やさしいダンテ「神曲」

  • 作者: 阿刀田 高
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: 単行本


何の予備知識もなく読んだ。やさしかった。
これで地獄に落ちるんか、と何だかなあな感じもあったし、結局神様に気に入られる事が絶対基準の様な感じなので、地獄でいいです。
以外だったのは、ある苦痛をエンドレスに与え続けるシステム。確かにいややわ。でも、それが嫌で神様に気に入られる善行を行うのも、ちょっと違う気がする。


桜大の不思議の森 (徳間書店)

桜大の不思議の森 (徳間書店)

  • 作者: 香月日輪
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2012/10/05
  • メディア: 文庫


日本人にはこっちかな。
若干、予定調和な感じもあるが。それでも、神様だろうが愛だろうが、目に見えない力を信じていれば無敵だ、と思わせてくれる。


NO.6〔ナンバーシックス〕♯8 (講談社文庫)

NO.6〔ナンバーシックス〕♯8 (講談社文庫)

  • 作者: あさの あつこ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/07/12
  • メディア: 文庫


移動中に読むため買ったら、あっちゅうまに読み終わり。
実はハマっている。
シリーズものは買わないようにしているのだが、面白くなくても惰性でか居続けてしまうので、なのでこれも避けていたのだが、忘れていて買ってしまい、虜になり、その時点で出ていた数巻を一気に読んだ。
その後は毎年一冊、買ったとたんに読み終わる。あー、また一年後。
単行本は完結してるけどねー

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尊敬する方々の本 [図書館]


旅の途中―巡り合った人々1959-2005

旅の途中―巡り合った人々1959-2005

  • 作者: 筑紫 哲也
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本

一見柔らかそうな物腰ながら、物議を呼ぶ発言や、広範囲に渡る造詣の深さ(=遊び方が半端ない)など、とてもパワフル。幅広い教養・見識を持つ人、の代表格だと、この本を読んで改めて思う。亡くなった私の元上司、N田先生に似ていると、何となく思っている。
さて、筑紫さんが亡くなったのは、私が前にFSUに滞在していた時。その年の、私が生まれた日。筑紫さんの誕生日は沖縄県の慰霊の日(6/23)で、「因縁を感じた」ような事を言っていた。私も毎年、筑紫さんのことを思い出す。間違いなくこれからも。


ぴんぽんぱん ふたり話

ぴんぽんぱん ふたり話

  • 作者: 美輪明宏・瀬戸内寂静
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2003/04/25
  • メディア: 単行本

夜、寝床で、何となく胸騒ぎがして寝付けないとき、三輪さんを思い浮かべながら深呼吸をする。あっという間に平安が訪れる。
でも今回渡米して、まだこの本を開くずっと前、夢に、すごく取り乱して、怒鳴り、叫びまくるという、とてもあり得ない三輪さんにが出てきた。三輪さんが夢に出てくるだけでも驚きなのに、何てこった。
何が原因だったのか思い出せないが、私が三輪さんを裏切ったような、そして見捨てられたような気持ちになり、とても不安になった。
残念ながら、この本を読んでもそれは解決せず、いまも若干不安のまま。


ダライ・ラマが語る―母なる地球の子どもたちへ

ダライ・ラマが語る―母なる地球の子どもたちへ

  • 作者: ジャン‐クロード カリエール
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本

そして最後は、本物の宗教家。
あっ、寂静さんが偽物って意味ではありません!寂静さんは、二足草鞋なので、あるいみ芸能人的だから。
そして上記の3人は、自分の興味を広げた結果、それぞれの立ち位置が決まったけど、ダライ・ラマは生まれながらにして立ち位置が決まっていた方。それに見合う、或いはそれ以上の、高い人間性を確立したことは、ホントすごいと思う。
この本では、柔軟で、科学的で、合理的な(=理にかなっている)思考回路が見えた。
対話した作者が各テーマに関する動向をレクチャーする場面もあり、それに聞き入る様子にも親しみと尊敬を感じる。

宗教(あるいは信念)を持つと、強いよなあ・・・


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翻訳物 [図書館]

あまり海外作品は読みません。日本語の小説として読むとイマイチな事が多くて。原文がそうなのか(私があまり好きでない文体なのか)、翻訳の問題なのか解りませんが。
最近は、ましなのが増えてきたと思います(上から目線で失礼)。ハリーポッターも、物語の中に入れましたし。

で、2作品。

非常に昔の作品。古すぎて画像がない。文庫版もあります。私は古本100円×2冊で入手。
正直困りました。上下巻なのですが、上巻がさっぱり終わらん。
いや、嫌いではないんです。ただ、何というか、一度にたくさん読めないというか。出だしの(そしてラストの)暖かい感じは一体何なのでしょう。間の、大半を占めるドスンと来る感じとのギャップ。
そして、読みにくさ抜群の翻訳。村上春樹氏絶賛の様なので、翻訳してみて欲しい。でもライ麦畑、読みにくかったなー。やっぱり翻訳の問題でなく、元々こんな感じなのか?
えー、日本人が2度出てきました。英語が全く出来ない高校生と、カメラを首からぶら下げたおっさんの団体。この時代の日本人は、この様に思われてたんですねー

ホテル・ニューハンプシャー〈上〉 (新潮・現代世界の文学)

ホテル・ニューハンプシャー〈上〉 (新潮・現代世界の文学)

  • 作者: ジョン アーヴィング
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1986/06
  • メディア: 単行本



さてお次は、最近の問題作(?)
こちらも上下巻。文庫版でしたが分厚い。
海外長期滞在中に読んじゃダメだわ。今、こんな状況に陥ったら、どうすりゃいいのさ。逆に日本がこうなったら、どうするの? こうなることは十分あり得ると思うし、そうなったときの状況の描き方も実に妥当なだけに、リアルすぎ。
と言うことで話題を変えて、ここにも日本人が登場。テロリストの一人で、取り調べの時に淡々と理論を展開する。現代の日本人は、こう見られているのか?うーん、どうかなあ。もうちょっと馬鹿にされてる気もするけど(苦笑)

ブラックアウト 上 (角川文庫)

ブラックアウト 上 (角川文庫)

  • 作者: マルク・エルスべルグ
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/07/25
  • メディア: 文庫



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文学部唯野教授 [図書館]


文学部唯野教授 (岩波現代文庫―文芸)

文学部唯野教授 (岩波現代文庫―文芸)

  • 作者: 筒井 康隆
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/01/14
  • メディア: 文庫



文学部唯野教授のサブ・テキスト (文春文庫)

文学部唯野教授のサブ・テキスト (文春文庫)

  • 作者: 筒井 康隆
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1993/07
  • メディア: 文庫



いやあ、文学部にいかんでよかったわ~ かけらも思ったことないけど。

この単行本が出た頃、ちょうど大学生だったけど、大学って(文学部って)こんなんか?

そして講義。私が受けた一般教養の「文学」はこんなんではなかった気がする(内容覚えてないけど。H先生ごめんなさい)。割と熱心に受けてた気がする(記憶のねつ造?)。理系の一般教養と専門を一緒にするな?ええ、ごもっとも。
サブテキストの方で、恐らく実際に大学で文学を教えているであろう方が作者にインタビューしている。この本を理解し、且つ面白いと思う人がいるんだねえ。
まあ、専門がちょっと違うだけで(同じでも?)、視点も興味もずれるんで、私が全く理解できなくてもいいでしょ。

何しろサブテキストの「一杯のかけそば」分析は、ゴシック体の方だけ読んで、号泣したから。
文学部でなくて良かった~

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読書記を一気に [図書館]


オワタンノーク・ホテル

オワタンノーク・ホテル

  • 作者: マイヤ ウィリアムズ
  • 出版社/メーカー: 求龍堂
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本


タイムスリップのファンタジー。前半のちょっとミステリアスな感じと、中盤以降のスリリングな感じが、全く違う作品のよう。フランス革命時期にタイムスリップするけど、作家はアメリカ人。なるほど。いずれ映画化か?


クライマーズ・ハイ (文春文庫)

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

  • 作者: 横山 秀夫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 文庫


海外出張に持って行って、一気に読んだ。止まらなかった。そして何度も読み返した。この物語に内在する人は無限だからなのか、読む度に新たな重いが沸き上がった。読んだ直後に映画化の話を知った。見るかどうか迷って、結局見ずに来た。いつか機会があれば見ようと思う。


日曜日たち (講談社文庫)

日曜日たち (講談社文庫)

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/03/15
  • メディア: 文庫


5編の、とある日曜日をつづった短編。でも全てに脇役として同じ兄弟が登場する。つまり時間軸を斜めに横切る兄弟の物語とも受け取れる。どの作品も、人生の不条理を、どこにでもある不幸を描いている。その典型が兄弟なのか。日曜日はまた来る。人は生き続ける。と、評論家風にまとめてみたりして。


おかしな先祖 (講談社文庫 ほ 1-7)

おかしな先祖 (講談社文庫 ほ 1-7)

  • 作者: 星 新一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1974/05
  • メディア: 文庫


一世を風靡しましたね、ショートショート。姉の本棚に並んでいました、星新一。穴にゴミを捨てたら、空から降ってくる話は印象的でした(って、詳細忘れたけど)。
移動の時に本がなくて、キヨスクみたいなところで文庫本を漁ると、ほとんどがミステリー。西村京太郎とか。そんなときに買ってしまった星新一。そして積ん読。Tallahsseeの市バスを持ちながら読みました。
うん、面白い。やっぱり面白い。一番好きなのは「四で割って」かな。これ落語になると思う。と思ったら、そもそも落語を意識した作品集だった様です。

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この間の本 [図書館]

たった4冊・・・

カモメに飛ぶことを教えた猫

カモメに飛ぶことを教えた猫

  • 作者: ルイス セプルベダ
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 1998/05
  • メディア: 単行本
  • 古本屋さんで表紙買い。ほのぼのとした内容。あっという間に読み切り。
パーク・ライフ

パーク・ライフ

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2002/08/27
  • メディア: 単行本
  • 芥川賞受賞作品ですよね。きっと文学性の高い作品なんだろうけど・・・私はあまり惹かれなかった。でも、myパークは持ちたいかな。行きつけの公園。そこに生息する色んな人種。公園が生活の一部に入っているのって、安らぎと刺激の両方を感じられる気がする。
  • 虚無のオペラ (文春文庫 (こ29-3))作者: 小池 真理子

    出版社/メーカー: 文芸春秋 発売日: 2006/01 メディア: 文庫
  • なんか小池真理子を買ってしまう。男性が渡辺淳一や五木寛之を買うのと同じ感じか?とにかく長かった。外出時に少しづつ読んだのだが、この物語の世界を何ヶ月も共にするのは、結構疲れた。でも途中では止められない?
  •  
センセイの鞄

センセイの鞄

  • 作者: 川上 弘美
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: 単行本
  • 人生の幸福量が一定なら、私はスパイク的に至福が来るより、コンスタントに、そこそこ幸せの方がいいなあ。でも、人生、思い通りに行かない、予想外の展開が待ってるかもしれない、ってお話し。


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ハリー・ポッターと謎のプリンス [図書館]

ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)

ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)

  • 作者: J. K. ローリング, J. K. Rowling
  • 出版社/メーカー: 静山社
  • 発売日: 2006/05/17
  • メディア: 単行本


 前半、本論にはいるまでの前置きが長い!そして、ゾクゾクするようなサスペンス性やワクワク感も少なく、淡々と進む印象。と言っても、面白くなかったわけじゃない。ハリーポッター・シリーズを通じて、最も重要な内容が語られている。困難や恐怖を乗り越え、大切な物を守るのに必要な力、それは愛である、ということ。これを伝えるために、その引き替えとして、あの人の死が必要だったのだろう。そして静かに語られる必要があったのだろう。


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流星ワゴン [図書館]

流星ワゴン

流星ワゴン

  • 作者: 重松 清
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 文庫

 物語の設定は非現実的だけど、背景は結構リアルで、今の同世代男性は身につまされる人が多いと思う。気づかぬうちに壊れていた家庭。そこからの立ち直り。どこでどう間違ったのか解らない。自分は一所懸命やってきたつもりだけど、何も解っていなかったんだなあと後悔と反省。家族と少しづつ気持ちを通わせるしかないよなあと、ゆっくり前に歩き始める。とても現代的。
 この作品が、その年の「本の雑誌」年間ベスト1になったのだから、いかに極身近な問題で悩んだり不安を持っている人が多いか、小説に異次元を求めるのではなく、身近な事に対する示唆や安らぎ、少しの勇気を求めているかが伺える。そういう意味では、確かにいい作品だと思う。


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旅はゲストルーム [図書館]

旅はゲストルーム

旅はゲストルーム

  • 作者: 浦 一也
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2004/12/08
  • メディア: 文庫

建築家の著者が、泊まったホテルの部屋やその土地について書いているエッセイ。ホテルの便せんに、部屋の詳細な見取り図(実際に計測しているらしい)や調度品などのイラストを書いて、それがそのまま本に掲載されている。このイラストを見ているだけで楽しくなる。
私も、出張の時にブログネタに何か一つテーマを決めて・・・と思うが、何だか定まらない。


The Catcher in the Rye [図書館]

  「ライ麦畑でつかまえて」を、まだ読んでいなかった。村上春樹の翻訳バージョンが出たので読んだ。この物語は好きになれない。


キャッチャー・イン・ザ・ライ
 


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