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EMECS #3 [旅行]

画家モネが過ごした家を訪ねました。

 2階建てのかわいい住居の前には、広々として花が咲き乱れる庭。玄関に続くアプローチには、バラのアーチが続いてますが、フランスは日本より少し気温が低く、まだ咲いていませんでした。バラのアーチ、というと、ついつい昔のアニメ「キャンディ・キャンディ」の「アーチのバラの庭」を思い出してしまう。かなり憧れです!
 ガイドさんによると、このアプローチには元は大きな木(檜?)が並んでいたそうで、ブルジョア出身の奥さんは気に入っていたらしいのですが、モネのセンスには合わなかったので、両脇に1本づつ残して、後は切ったそうです。男性→威厳・重厚、女性→柔和が好みなんて、やはりステレオタイプの思いこみですね。
 満開だったのはチューリップ。そして藤棚。黄色系統、ピンク系統など、色合いを揃えた花壇が印象的でした。

 家の並びには、いくつもの工房があり、そこは公開されていませんでした。家の中には、モネの絵が・・・コピーしかなく、あるのは無数の浮世絵。コレクターだったらしく、世界一の浮世絵博物館ではないかと思うぐらい、あらゆる壁にびっしりでした。
 キッチンは黄色に統一されていて、「あら、私と同じじゃない!」などと厚かましい同調。私も、もっと凝ってみようかなあ。

 

 そして睡蓮の絵で有名な池の庭(←って言い方おかしいかしら?)。睡蓮は咲いておらず、家の前の庭に比べると少しダーク調でしたが、あふれる緑は絶品。写真だと(腕が悪いのでしょう)、すばらしさをお伝えできません。是非行ってください!


EMECS7 #2 [旅行]

ノルマンディー上陸作戦の舞台となった海岸を見に行った。
 ノルマンディー上陸作戦で海洋波浪予報に対する興味・必要性がぐっと高まり、アメリカのニューヨーク州立大学で研究がすすんだ。(州立ではありません。訂正します)現在の波浪予報理論の基礎がピアソン博士らによって確立されたのだが、私の研究室の前の教授で、元神戸商船大学学長の井上篤次郎博士はピアソン先生の直弟子で、井上モデルという波浪予報モデルを確立。現在のアメリカ海軍の波浪予報のベースになっている。日本では、井上先生の成果を応用して、日本独自の波浪モデルが構築されたので、残念ながら井上先生の知名度は低い。私は井上先生の最後の直弟子(自称)なので、ノルマンディー海岸を見ずにはおれまい。
 カーンにある戦争祈念館(正式名称は知らない)に、海岸見学ツアーがあったので参加。フランス人のご夫婦2組とアメリカ人男性1名、同じ会議で来ていた先生(海岸工学がご専門で、私と同じ動機でご参加!)方とも偶然一緒になり、7人がガイドさんに案内される。


沖に防波堤が見えるが、上陸に際し防波堤を立てて、そこに船を着け、防波堤から海岸へ橋を架けてどんどんと兵を送り込んだらしい。大胆な作戦だ。まさに波の予報は死活問題。


今は一面芝で覆われて、バンカーの多いゴルフ場?子供ならかくれんぼで大喜びな感じだが、このバンクに体を潜めて銃撃戦が行われたわけだ。非常にリアルな情景だった。


プライベート・ライアンに出てくるお墓がここ。真っ白な墓石が延々と続く。

 どの国の戦争の史跡もそうだが、今は緑の中にひっそりとたたずんでいる。目立たないように、でも決して忘れないように。そんな傷跡を、新しく作る必要はない!


EMECS7 #1 [研究室]

フランスのノルマンディー地方、カーンで開催されたエメックス会議(EMECS7)に出席。
 エメックス会議とは、国際エメックスセンターが2,3年ごとに開催してる国際会議で、閉鎖性海域の環境問題を、自然科学や環境教育の研究者、NGO、行政などが集って行う会議&研究発表。エメックスセンターは神戸市にあって、兵庫県がバックアップしているので、井戸知事も参加。津波に関するスペシャルセッションでご挨拶&パーティーでカーン市長?と記念品を交換、など忙しくされていました。
 私は、もちろん発表を行い、お勉強の日々でしたが、まあその話より現地調査(?)の話の方が楽しいと思いますので、順次ご報告。


新歓コンパ [研究室]

4年生の歓迎会を開催。ノリノリ過ぎて、写真を取り忘れた。
 今回の4年生は、神戸商船大学入学の最後の学年。おそらく来年からは、全く質の違う学生達が来るのだろう。かなり心配。
 さて、研究室は大所帯。4名の教員&1名の技術職員に、院生12名、学部生9名。宴会をすると20人レベルになるので、もー大変!みんな元気である。この活気、ゼミにも欲しいなあ・・・


ナビィの恋 [シアター]

ずっと見たかった作品。
 これはミュージカルだと思う。沖縄の伝統音楽はもちろん、ラテン系?の音楽とのセッションも見応えあり。おじぃが、三線を奏でながら即興で唄うのもラブリー。唄と共に物語が進む。
 おじぃは、おばぁに行って欲しくなくて、大切な牛を売ってマッサージチェアを買ってあげたりしてアピール。でも、おばぁの決心にいち早く気づき、快く送り出す。とても可哀想なのだけど、何だか楽しそうでもある。
 おじぃ役の方は三線の名人らしいが(ストーリー、エピソードなど、こちらのブログでどうぞ)、演技か天然か解らないところが多々あり、これがまたいい。縁側で孫娘を唄う、演技?アドリブ曲? 演芸会で客席に座りながら手だけ踊ってしまう(周りは誰も踊っていない)。あれは絶対天然! とてもいい味が出てる。おじぃサイコー。ホント、すてきな映画だ。

 

ナビィの恋

ナビィの恋

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2000/08/25
  • メディア: DVD


地下水(4月) [研究室]

恒例の深江沖での地下水観測。何でこんなことしてるのかは、過去2回、2月12月をご覧下さい。
 今回は、採水を陸上から行えるようにするための仕掛けを設置。まずは、

2本のながーい塩ビパイプを海底に突き刺し、1本には採水用のホースを、
もう一本には水圧計を入れる。


ホースとデータケーブルを海底に這わせて岸壁まで。そして、
 手動ポンプで採水!

 水、来ませ~ん! ホースが圧に負けてペッシャンコ。さすがに行程数十m、高さ8mは無理だった・・・
 この後の写真はございません。それどころじゃないし。再びボートで塩ビ管の所へ行き、取りあえず塩ビ管の頭の所を切り離して採水。ここからは何とか採水できました。艇を出してくださったFち先生、お忙しいところスペシャルサンキューです。
 ということで、陸上から楽々採水の夢は、次回に持ち越し! お疲れ様(苦笑)


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