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EMECS7 #2 [旅行]

ノルマンディー上陸作戦の舞台となった海岸を見に行った。
 ノルマンディー上陸作戦で海洋波浪予報に対する興味・必要性がぐっと高まり、アメリカのニューヨーク州立大学で研究がすすんだ。(州立ではありません。訂正します)現在の波浪予報理論の基礎がピアソン博士らによって確立されたのだが、私の研究室の前の教授で、元神戸商船大学学長の井上篤次郎博士はピアソン先生の直弟子で、井上モデルという波浪予報モデルを確立。現在のアメリカ海軍の波浪予報のベースになっている。日本では、井上先生の成果を応用して、日本独自の波浪モデルが構築されたので、残念ながら井上先生の知名度は低い。私は井上先生の最後の直弟子(自称)なので、ノルマンディー海岸を見ずにはおれまい。
 カーンにある戦争祈念館(正式名称は知らない)に、海岸見学ツアーがあったので参加。フランス人のご夫婦2組とアメリカ人男性1名、同じ会議で来ていた先生(海岸工学がご専門で、私と同じ動機でご参加!)方とも偶然一緒になり、7人がガイドさんに案内される。


沖に防波堤が見えるが、上陸に際し防波堤を立てて、そこに船を着け、防波堤から海岸へ橋を架けてどんどんと兵を送り込んだらしい。大胆な作戦だ。まさに波の予報は死活問題。


今は一面芝で覆われて、バンカーの多いゴルフ場?子供ならかくれんぼで大喜びな感じだが、このバンクに体を潜めて銃撃戦が行われたわけだ。非常にリアルな情景だった。


プライベート・ライアンに出てくるお墓がここ。真っ白な墓石が延々と続く。

 どの国の戦争の史跡もそうだが、今は緑の中にひっそりとたたずんでいる。目立たないように、でも決して忘れないように。そんな傷跡を、新しく作る必要はない!


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