05アカデミー賞 [シアター]
日本&米国のアカデミー賞が決まった。
米国の方は、作品賞で大本命が土壇場逆転負けの様だが、全体に硬派、社会派な作品が多くノミネートされていて、昨年のLOR一色とはまた違った雰囲気。
それにしても日本アカデミー賞・・・相変わらずの一人勝ち。最後の作品賞発表で、「パッチギ」の大どんでん返しがあれば、まだ評価できたのだけど。明らかに、作品賞を決めてから個別の賞を決めている。作品賞だけでいいんちゃう?
何年か前に、「GO」が総なめの年があった。GO!GO!GO!と来て、最後の作品賞は「千と千尋の神隠し」。ある意味大どんでん返し。でも「GO」の関係者にしたら、役者もいい、スタッフもいい、でも作品としては千と千尋の方がいい。人間はいらんのかい!と叫ばずにはいられない。美術賞や編集賞などアニメでも取れる賞も受賞せず、作品賞だけ。これも極端な話である。既得権益絡みなんでしょうねえ。踊る・・・シリーズも、これまでいかりやさんの1冠だけだし。
米国でも、ある程度裏工作なり思惑なりが渦巻いているとは思うが、日本は個別の要素に対する評価が全く無視されていて、とても正当な評価とは言い難いと思う。