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2009年度卒業研究配属予定学生へ(ちょっと更新) [掲示板]

海洋・気象研究室1(石田廣史・林美鶴 担当) 2009年度卒業研究配属予定学生へ

!! まだ2の情報を送ってきてない学生は、遅くとも今週中にメール設定を行うと共に、直ちに送信のこと !!

こんにちわ、林美鶴です。現在、米国フロリダ州立大学に滞在しており、2月中旬に帰国します。
例年、本研究室の卒業研究は1月から開始しています。現在、石田教授は研究科長/学部長として多忙、林は在外研究と指導教員が不在に近い状況です。しかし、そのために君たちの研究開始を遅らせるわけにはいきません。

以下に、今年度中の予定等を記します。これに従い研究を開始、進めて下さい。
解らないことがあれば、野崎さん、大屋君、杉本君に聞いて下さい。石田先生に何かを相談する場合は、まず自分が何者であるか、状況や考えをきちんと説明すること。
高い目的意識を持って卒業研究に挑んでくれることを期待しています。

1.メールの設定
1)1/12までに研究室に出向き、野崎さんの指示に従い、各自使用するPCを決めて、大学のメールアドレスでメールの送受信が出来る環境を整えて下さい。
2)設定が出来たら、2に示す内容を、林の神戸大学メールアドレスに送信して下さい。

林から皆さんへの連絡は、基本的に大学のメールアドレスへ送信します。自宅等で個人のアドレスを使って受信したい場合は、各自で設定を行って下さい。

2.林へのメール送信内容
1)学籍番号、氏名(ふりがな)、課程(コース)
2)配属時に第一希望だった研究室(教員)
3)卒業後の進路予定(希望)。進学の場合は希望する進学先。就職の場合は希望する企業、業種や職種など。
4)卒業研究テーマを決める手がかり
 具体的なテーマ、興味あること、5に示すテーマ候補の中ではどれがいいか、研究手法(観測、シミュレーション、ほか)、卒研への期待、卒研のイメージ、など何でも結構です。

3.1,2月のスケジュール

1)Air-Seaゼミ
 海洋・気象研究室1・2・3合同のゼミで、週1回行います。1回に2名程度が発表します。今年度は火曜日5限目に行っています。
 年明けは、1/13(火)開始ですので参加して下さい。大所帯になったため、2号館西側2Fの輸送セミナー室で行われるようです。進行担当の山田院生から何らかの連絡があると思います。
 尚、言うまでもありませんが、ゼミの無断欠席は厳禁です。今年度中のAir-Seaゼミについては、大澤准教授と山田院生の指示に従ってください。

2)論文読解ゼミ
 1/19~の週、1/26~の週、2/2~の週で計3本、過去の卒論・修論や、教科書・学術論文などを読んで、レポートを林にメール送信して下さい。目的は、卒業研究のテーマを決めること、学術論文の読解力をつけ、書き方を学ぶこと、及び論旨をまとめる訓練です。
 研究室に来る習慣をつけるため、これらの作業は原則的に研究室で行うこととします。全員のスケジュールを合わせるのは難しいようですので、週に2コマのコアタイムを設定します。少なくともどちらかの時間は、研究室で集中して勉強して下さい。1コマで終わらない分については、各自適宜行って下さい。コアタイムについては、野崎さんの指導の下、1/12~の週のうちに決定して下さい。
 何を読むかについてですが、卒業研究のテーマを決めることが大きな目標ですので、まだ明確になっていない人は、過去の卒論や修論から興味あるテーマを読んでみて下さい。やりたいテーマがはっきりしている人は、それに関する文献を読むといいでしょう。必要に応じて林が推薦します。5の卒論テーマ候補に、関連する論文等を記しておきます。各論文が参考にした文献を読むのもいいでしょう。
 レポート内容は、君の氏名、実施日、文献のタイトル・著者名・執筆年度、論文の論旨・要約、感想など、とします。メール本文に打ち込んでも、ワード等のソフトで作成して添付しても構いませんが、A41枚程度(1500-2000文字程度)でまとめて下さい。

3)卒業研究テーマの決定
 林の帰国後、全員集合してゼミを行ます。内容は以下の通りです。
・各自の定例報告
 これは、林も含めて、今後も行います。内容は、1,2月に卒研以外のことも含めて何をしたか、収穫と反省点。3月の卒研以外のことも含めたスケジュールと目標です。文書にまとめて、それを投影して発表してください。林には、検証用に印刷物を下さい。
・卒業研究のテーマを決定し、春期休業中の課題を出します。
・林からの訓示と訓辞

 林は2/16から出勤予定です。後期試験が20日に終わり、現4年生の卒論締め切りも20日、発表が3月2,3日です。また3月6日から深江丸の研究航海があります。これらを鑑み、2/23-27(25日は入試のため除く)の中でゼミの日時を決定して下さい。野崎さん指導の下、1月中に決定して下さい。

4.3月のスケジュール
1)卒論の第一歩として、春期休業中の課題を実施。4月以降のゼミで発表してもらいます。
2)4月の定例報告に備えて、自らの行動をまとめ、収穫と反省、先の報告で述べた目標を意識すること。
3)適宜、3月2,3日の卒業研究発表会を聞きに行く。1年後の自分の姿です。
4)希望者は、深江丸の研究航海に参加可能。募集は2月なので、希望者は早めに申し出て下さい

5.卒論テーマ候補
 林の手元にあるテーマの候補を簡単に説明します。尚、2)については2名可能(論文内容は個別)ですが、他は1名を予定しています。この中から選ぶ必要はありません。やりたいテーマがあれば、提案してください。
 当研究室で修士への進学を考えている学生は、それも視野に入れてテーマを選択した方がいいでしょう。もちろん修論のテーマを変更する事は可能です。

1)ウェザールーティングに関する研究
 現在、杉本君が行っている研究の続きです。内容、どの論文を読むといいかなどは、彼に聞いて下さい。

2)温暖化ガスの一酸化二窒素に関する研究
 現在、大屋君が行っている研究です。内容、どの論文を読むといいかなどは、彼に聞いて下さい。

3)深江丸データLANデータを用いた高時空間解像度気象・海象データセットの構築と解析
 これまでに深江丸で取得した海上気象観測データ使って、高時空間解像度データセットを構築、解析します。H15大山君、H10長沢君、H9橋本・松下君、などが比較的近いでしょう。

4)深江検潮所潮位データの解析
 ポンドにある検潮儀で取られたデータを解析し、深江の調和常数、潮時差、潮高比、副振動などを求めます。06年下田君の続きです。

5)深江の一般気象観測データの解析
 1号館屋上で観測している一般気象データを解析し、季節・経年変動特性や、海・陸他地点との比較を行います。05年中西君、04年片岡君(いずれも大澤さんの学生)、などが比較的近いでしょう。

6)気象・海象海難データベースのGIS化
 本研究室が構築した海難データベースをGISソフトに移植し、より利用、解析しやすいデータベースに進化させます。これまでの研究内容は森脇さんの航海学会論文(3つ)と修論に集約されます。手法は全く異なりますが、まずは森脇さんの論文を読むといいでしょう。航海学会論文は、野崎さんが持っているCDに入っています。修論はこれらをまとめたもので、論文3つに相当します。

7)深江丸クロロフィルデータ解析
 過去に研究航海で取得した植物プランクトン色素(クロロフィル)データを解析し、簡易的な測定方法でクロロフィル濃度を推定する手法について検討します。04年宮城君、森君の紀要(森君の修論に添付)などが比較的近いでしょう。

8)クロロフィル濃度の鉛直分布・水柱平均濃度推定
 大阪湾で観測したクロロフィル濃度と透明度、水中光量から、クロロフィル濃度の鉛直分布推定手法を検討します。これまでの卒論等で近いものはないです。「生物海洋学入門」の2章、3章、「沿岸の環境圏」(研究室にあり)の1編1,3,4章あたりを読むといいでしょう。

9)数値生態系モデルによる沿岸海域の環境解析
 沿岸海域の低次生物生産や物質循環を、数値生態系モデルを使ってシミュレーションします。07年河嶋君、05年関屋君、07年湯峰君修論などです。


 卒業研究には、チームワークも必要です。コミュニケーションを取りながら、進めていきましょう。


大澤さん、山田君、野崎さん、大屋君、杉本君 林不在中のご指導、よろしくお願いします。

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