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横須賀-横浜行脚3 [研究室]

やっと、行脚の主目的、日本海洋学会の話。
 私の発表は初日の午前中で、温暖化ガスのセッションでした。淀川河口で1年間、温暖化ガスの一つである一酸化二窒素の計測を2ヶ月毎に実施した結果を発表。あまり明瞭な季節変動が出ず、表層は硝化過程(アンモニアが硝酸に酸化)の副産物として生成されるのが支配的、底層ははっきり解らないが貧酸素化すると底泥中で脱窒(硝酸還元)して溶出する、ことを示めしました。特に目新しい結果ではないのですが、あまりいじめられず(苦笑)、しっかり解析しなさいよ、という好意的な励ましをいただき、ホッ。
 懇親会では、この観測時の海洋の流れの構造について九大のY先生にご相談。いつもの様に、「こうすれば、ええんちゃうんか」とメモし始める・・・テーブルナプキンに!

まあ、私も慣れたもので、すかさずペンを出すんですけどね(笑)

 最終日は各種シンポジウム。CO2計測、沿岸の物理、バラスト水と、出たいのがかぶってしまい、院生と手分けして参加。私はバラスト水のシンポジウムに参加しました。
 私の関連では、以前ここでもご紹介した商船での植物プランクトンに関する調査結果が発表されました。他にもベントス(底生生物)や動物プランクトンについても他のグループが調査しており、動物プランクトンは植物プランクトン同様、現在のIMO基準がクリアできない”場合がある”(バラストタンク底の堆積物中に住んでる?)ことや、ベントスはバラストタンクでなく船体付着の方が問題など、バラスト水だけをターゲットにして生物拡散防止を議論してていいの?と疑問が深まるばかり・・・
 一方で、こんな議論に意味はない。要は、生きたまま出さなきゃいいんでしょ!との意見もある。日本で実用化に一番近い成果も紹介されたが、すいません、寝てました。


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